クイズの答え
分散投資の肝 - あるふぁの株式投資 の続きです。
びっくりするようなネタ明かしがあるわけではないですが、「場合に応じて、3つの選択肢全部が正解」です。
問題では、実が10円から1000円まで様々とは書いてありますが、その割合などについては一切触れていません。意思決定する際に重要なのはその期待値です。平均して種一粒はいくらの価値になりそうかで場合が分かれます。
種一粒の期待値が100円より小さいとします。(まあそうでないと一粒100円で売らないですね、ふつうは。) この場合、多すぎる分散は損失の可能性を上げるだけです。仮に100種類全部買うなら、必ず損することになります。よって、何らかの方法で厳選した少数を買うのが正解になります。
期待値が100円より大きいなら、今度は分散するほど損失の可能性が小さくなり、仮に全種類買うとすれば必ず儲かることになります。
期待値が推測不能な場合、適当に決めるのが最善です。手間をかけるだけ無駄ですから。
分散すればするほど常に安全度が増す、そんな風に考えている人が多いのではないでしょうか?上記のように、ただ不合理なだけの分散もあるということです。