AIと株式投資 - あるふぁの株式投資

これからはＡＩの時代です。職が消える心配があるのなら、投資家も同じです。先のことを考えすぎてもしょうがないですが、私はかなり不安を感じています。株式投資とブログを辞めることがあるとすれば、ＡＩの浸透によって儲けのチャンスが消えたから、というのが一番可能性高いと思います。

実は囲碁好きなので、余計にそう思うのかもしれません。

つい最近ネット上にMasterという謎の打ち手が現れ、世界のトッププロ達を相手に６０連勝しました。中には世界最強と言われる棋士も含まれています。直後にそれがＡＩだったとグーグルから発表がありました。早碁だったらしいので人間には特に不利だったと思いたいですが・・・

囲碁は盤面が広いため計算しきれず、感性や勘のようなものが重要。コンピューターが囲碁で人間を超えるには数十年かかる、って言われてたんですけどね。この感覚に由来する部分にコンピューターが進出してきたのだとすれば、恐ろしいことです。

囲碁以外でも同じことが起きるとすれば、もはや人間に存在価値はないのかもしれません。一応投資ブログですので話を株に限定して妄想などを少し。

まずは最高利益を目的にしたＡＩファンドが複数誕生し、猛威を振るう。その過程で人間の短期トレーダーは壊滅し、大量の資金がＡＩファンドに集まる。

運用資金の増大とＡＩファンド同士の潰しあいにより、それほど儲からなくなる。厳しい状況の中でいくつかのＡＩファンドは無理をして潰れ、多少はＡＩ信仰も弱まる。

そんな中、大儲けを目標にした人間のミスであってＡＩは悪くないという理屈の元、堅実な運用を目的にしたＡＩファンドが誕生。今度はバリュー投資や長期投資をしていた人間の投資家が壊滅(というか適正価格でしか買えなくなりチャンスがなくなる、そしてこれが私の一番恐れていること)

安全重視のＡＩファンドが増えすぎるとこれも大して儲からなくなり、最初の最高利益ファンド誕生へ戻る。もしくは投資は適度にしか儲からないものとして衰退し、証券会社などが大打撃を受ける。ＡＩのおかげで市場は真に効率的になりました。めでたしめでたし。

・・・ＡＩの開発やめてくれないかな。