あるふぁの株式投資

グレアム流バリュー投資の実験記録。16.4.11にスタート。ギャンブルではなく、堅実な投資を目指す人向けのブログ。

株式売買記録 12/2

曽田香料を半分以上売却。購入当初と私の方針が少し変わったことによる調整なので、利益は税引き後15000円のみ。

最初の頃は、清算価値より安ければとりあえず購入候補、売るのは清算価値を超えたらという考えでした。現在は清算価値からみて大幅安なら購入候補、売るのは清算価値より少ししか安くない所まで上がったら、にしています。どっちが良い結果になるのかはわかりませんが、思うところあってより保守的な方を採用しています。

保有している中では、曽田香料、三社電機、尾張精機の3つが、清算価値からみてそこまで安くない、現在の方針なら買わない銘柄ということになります。収益力の差はあるので一概に良い悪いは言えませんし、株価がどうなるかもわかりません。ですがチャンスがあれば少しの利益でも売っていくつもりでいます。損失は何があっても容認する気はありませんが。

少し前まで保有していた東北新社もそこまで安くはない銘柄の一つでしたので、四半期の好決算による急騰直後に全部売ったんですが、その後そこから15%以上さらに上昇しました。

東北新社のようなケースはなんであれ不愉快なものですが、株価はわけのわからないものと割り切って、自分の価値判断で行動するだけです。

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損益記録 第八期

11/29にナンシンを税引き後+11%で売却できていました。

4/11から11/30までの累計実現利益は700,000円(今期分は280,000円)、累計配当収入は14,500円(今期分は0)、評価損益は+794,800円でした。(実現利益と配当は税引き後の額。)

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  今月は利確も多く、全体的に不自然なほど好調でした。中でも大本組が上がってくれたのが大きかったようです。まだまだ安値圏といえるので、売却はしないつもりです。

つい最近まで長らく評価損だった伊予銀が、気づけば+7%まで回復したのにも驚きました。一体伊予銀の何がそんなに変わったのかは私にはわかりません。為替が影響しているのでしょうか?なんにせよ伊予銀はもう少し上がったら売る予定。

そう遠からずまた暴落し、回復しの繰り返しになるんでしょうから、もう少し利確しておきたい所です。あと500万分くらい売った後に暴落して、また買いで入れると理想的なんですが、そううまくは行かないんでしょうね。その辺は運なんでどうしようもないですが。

後から見れば、の後悔も無いではないんですが、とりあえず今は束の間の幸運に感謝しようと思います。

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平均収益と収益トレンド

当期の一株当たり利益が70円の会社を3つ考える。それぞれA、B、Cとし、過去6年の一株当たり利益 の推移は以下の通りとする。

〈A〉10 20 30 40 50 60 当期70

〈B〉70 70 70 70 70 70 当期70

〈C〉130 120 110 100 90 80 当期70

これらの情報から、同じ当期一株当たり利益の株3つはいくらが妥当といえるのでしょうか?以下を読む前に、ぜひ自分で一度考えてみてください。

もちろん実際はこれだけでは評価しようがないわけですが、あくまで一例として大体の算定をしたら?という話です。利益の推移以外は同条件だと仮定してください。


解1 収益トレンドを考えれば〈A〉はすばらしく、今後も成長が期待できるため1400円でも安いといえる。

〈B〉は700円が妥当。(PER10倍)

〈C〉は先細りが予想されるため350円がいいところ。

具体的な数字はさておき、多くの人はこのように評価したと思われます。

 

解2 7年間の平均収益はそれぞれ40円、70円、100円となる。これを10倍した400円、700円、1000円が一応の評価となる。

私はどっちかといえばこれに近い考えです。そしておそらく圧倒的に少数派。解1とは真逆の評価になるのが実に面白いですね。

 

詰まる所、将来の利益がどうなるかによるので過去の利益なんて無関係、というのが本当の正解かもしれません。しかし株式市場では解1の考えによって株価が決定されていることが多いです。そして〈A〉のような会社の株購入には、危険な面があることを知っておくべきです。

それは過去の収益上昇トレンドがこれからも続く保証はどこにもなく、むしろ経済の性質としては競争、規制などで減速する可能性のほうが高いということです。しかも高値で掴んでいるので、こけたら怖い。

何度か書いたような気がしますが、利益を中心に価値を考える人はくれぐれも慎重に。特に大儲けを目指すと、分の悪いギャンブルでしかありませんので。

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