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あるふぁの株式投資

グレアム流バリュー投資の実験記録。16.4.11にスタート。ギャンブルではなく、堅実な投資を目指す人向けのブログ。

続 NISAはやめましょう。ジュニアNISAの害悪

投資の方針、アイデア

昨日もNISAの悪口を書きましたが続きです。腹が立っているので少しきつい表現などはご容赦ください。

少数の賢い人がその他多くの無知な人から資金を吸い上げるという、株式市場の性質を悪いとはまったく思いません。なんとかその賢い側に回ろうと努力することが投資家の仕事であり、またそれが株式市場全体の成熟には必要な過程なのでしょうから。取る戦略は実に多種多様ではありますが。

しかしこのNISAはあまりに酷いです。株式市場に大量のカモを送り出すこと、怪我をしたカモからさらに税金をむしることを堂々と目的にしているからです。結果また少数の賢い人だけが大きな恩恵を受けるのでしょう。

もし税をむしるのくだりが無ければ、私も文句はないのです。どう転んでも税金上の損はなく、万一うまくいけば条件付きでの減税、ただし大部分の人は損するのは判ってるんだから結果は自己責任で、というのなら。

詐欺において騙す側と騙される側、どちらが悪いかは言うまでもないですが、騙される側にも責任はあります。そもそも投資を始めるのは自分なりの戦略を持った上で真剣に取り組む覚悟を決めたからであって、これから減税キャンペーンが始まるからではないでしょう?(しかもNISAは単純な減税ですらない)

一応利点も。優秀な長期投資家にとっては大変有利な制度です。例えば100万で買った株が5年後に3倍になったとすれば40万以上の減税効果です。しかも毎年120万の枠追加なので同じように全勝とすればすごい額になります。何事も扱う人次第ということです。(こんなスーパー投資家何人いるか知りませんが)

前置きが長くなりましたが本題のジュニアNISAについてです。これはとにかく最悪の一言。大体の仕組みは変わらず、未成年者の大切な資産を親が勝手に株で運用して、みんな幸せになりましょうって話。繰り返しになりますが、税金について考える前に株式投資について考えるのが先だろうと強く思うのです。一時ちょろく儲かったって、長期でみれば大体が損を出すのが現実なんだから。

譲渡益税を減らせばいいのにそれじゃカモれないからNISA。NISAの枠を一気に増やせばいいのにそれじゃカモの数を増やせないからジュニアNISA。本当にすごいです。感心しました。

ジュニアNISAのメリットを調べて見たら相続対策くらいしか出てこなかったんですが、これも意味不明です。もともと年110万までは贈与税かからないので別に株式投資挟む理由ないです。あとは将来の教育費のためにと勧誘してる証券会社ありますが、とんでもないハイエナですね。教育費に不安ある家庭に対して、それを株でまかなえってすごい発想。

デメリットはすぐ出てきました。子供が18になるまで払い出し不可という致命的なもの。何が何でも最後まで投資しろということですね。もし払い出したらそれまでの全利益に税金課すそうです。勝ち逃げは許さん方式、と名付けるとよいかも。

例えばゼロ歳からジュニアNISA開始して、運よく数年でそこそこ稼いだとします(短期ならサルでも半数は勝つのですから)。この利益でちょっと贅沢でもしようと考えますが、子供が18になるまで引き出し不可(もし引き出したら全税金課税)だったと思い出します。普通の口座で取引してれば悩まなかったのにと一瞬考えますが、すぐに無税というメリットに頭は向かいます。先が長いこと、毎年80万枠が増えることを考え、さらに投資を続けると決めます。数年経ち、今度は運悪く損失をだします。幸運による成功体験と税金を渋り利益を確定させなかった後悔とが重くのしかかり、もう後には引けなくなります。損を取り返そうとより危険なものに手を出し、最後まで来て始めて損益通算、繰延はできないこと、さらには5年期限による謎の税金負担の可能性に気がつきます。こういうカモ(自業自得と思いますが)が今後大量発生すると私は予想しています。

後は制度が変わることがありえる(おそらく悪いほうにと予想)だそうです。

以上長々と書いてきましたが、お読みいただきありがとうございました。結局私が言いたいのはひとつだけです。邪悪なものに関わるとろくなことないですよ。ってこと。中にはうまく利用できる並外れた人もいるというだけで。

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