あるふぁの株式投資

グレアム流バリュー投資の実験記録。16.4.11にスタート。ギャンブルではなく、堅実な投資を目指す人向けのブログ。

勝率8割が最低条件

株式投資をランダムに行うとすれば、勝率は5割。ここに投資家の努力、そして才能などをわずかでも上乗せできれば損はしない。もし、この上乗せ分が1割にでもなるような手法があれば、全体としては十分な利益が見込める。

そんな風に考えている人が多いでしょう。私も昔はそうでしたので。実際には負の条件がいくつもあるので、この理屈はただの絵空事に過ぎません。

具体的に挙げてみます。

1.売買手数料

2.譲渡益税などの税金費用

3.信用取引をするならかなりの費用

4.資産は有限のため、破産がある

5.心理的な問題は無視できない

以下、簡単に説明。

売買手数料は買うときと売るときの2度、当然負けてもかかります。特にデイトレなどの場合、利益額から見た手数料の割合はかなり大きいものになります。

首尾よく儲かったとしても20%ほどの譲渡益税が課されるので、正味の取り分はかなり減らされます。

信用取引は一日ごとの借り入れコストに加え、各種費用がかかります。

資産がマイナスになっても投資を継続できるならいいですが、当然そんなことはありません。不運が続き資産がゼロになったらゲームオーバーです。勝率6割だとしたら、負けが集中する時期があっても何ら不思議ではありません。

長期に渡り自分で決めたはずの投資法を忠実に守れる人は少なく、結局ランダムでやっているのと同じになる。一時的にうまく行かなかったり、他の人の成功が気になったりすると脱線するもの。

株式投資で成功するには、破産を避けつつ、各種コストを上回る利益を出す必要があるわけです。それなりの労力や忍耐も要求されますし、勝率8割は無いとそもそも割に合わないと私は考えます。

ちなみに私の投資法は勝率9割以上を想定しています。代わりに大儲けの可能性は完全に放棄してますが。

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