津波か土砂災害か。
大川小学校の津波訴訟が話題になっています。私がここの小学生でその場に居合わせたとしたら、間違いなく一人で裏山に逃げていました。どんな手を使ってでも。子供のころから教師のことなど全く信用していなかったし、人と違う行動をとることに抵抗のない変わり者だったので。
そうはいっても、今回の判決は理解不能で恐ろしいものだと思います。現場でどういったやりとりがあったにせよ、決定を下した側も一緒に死んでいるからです。誰でも自分の命が一番大事なわけで、生徒がいようといまいと関係なく、最善と思える行動をとった結果にすぎないのです。
普通の人間は想定外の事態が発生した時に、冷静に思考を巡らせることができません。正しい決断なんてものは後からわかるだけで、事が深刻ならそもそも存在しません。裏山に登れば土砂災害、じっとしていれば津波。さあどっち???
私が思いつくのは、土砂災害は発生確率は高いが、致死率は比較的低い、津波は発生確率は低いが、致死率は高い。程度のことだったでしょう。これだって何の根拠もない想定でしかありません。専門家じゃないんだからわかるわけもないですし。周りの信用ならない人間の判断より、自分の意思で致死率の低い方を選ぶ方がいいと恐らく私なら判断したでしょう。正しいかどうかじゃなくて、あくまでどう意思決定したかの話です。
もし裏山に避難決定をしていて、津波が来ず、土砂災害が発生していたらどうなっていたのでしょうか。臆病者が大げさに反応したせいで、危険な土砂災害に巻き込まれに行ったと、そう訴えられていたでしょう。関係者がある程度は生きている分、より醜い裁判になっていたはずです。
結局、何らかの危機発生時に人の命を預かる立場にいたらもう終わりということです。運よく回避できれば無罪。一人でも被害者がいれば被告。そんな社会誰が望むのでしょうか?弁護士は望むでしょうね。
完全なパニック状態ではなかったが、責任問題を恐れるあまり100点満点、被害もリスクもゼロの可能性にすがってしまった、そんな気がします。そして非常時に普通の人間ができることなんてその程度じゃないですか?すべて私の勝手な想像でしかありませんが。
この話から教訓を得られるとすれば3つ。
①あらゆる危機に対して準備を怠らない。
②巻き込まれたらそこでほぼゲームオーバーな危機もあるので、そういうものには絶対近寄らない。
③ことが重大なほど、他人はあてにならない。
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