理解だと?理解なんてものは概ね願望に基づくものだ
今回のイギリスのEU離脱決定に関して感想を一言でと言われれば、まさにタイトルの通りになります。これは攻殻機動隊というアニメの中で出てくる台詞なんですが、人間の習性に対して核心を突いた名言だと思います。
経済や市場の予測はできない、というのはこのブログの中で何度も繰り返し書いてきた事ではありますが、イギリス国民投票に関しては予測をしていたりしました。(大した確信もないですし、ギャンブルは嫌いなのでその予測によって何らかの投資行動には出る事はありえませんが。)
まず間違いなく残留、が私の考えでした。なんだかんだ言ってもそんな危険な真似はできないだろう、と直感したわけです。現地のイギリス人について詳しく調べたわけでもないのに。(仮に調べたとしても結果はわかるはずないですが)
要するにこれは私が投票者だったらの話でした。多くのイギリス人も同じように考えるだろう、そして残留決定して株価に好影響を与えて欲しい、という願望が多分に含まれていたのです。
今後のEUや世界経済への影響について、インチキ専門家が不安を煽っていますが全く聞く意味ないと私は思います。今回の離脱派の勝利は世界的なサプライズだったそうですが(自分は無能と認める代わりにサプライズという言い訳があるんだから、専門家はやめられませんね)、2択の投票結果すらまともに当てられなかった専門家の集団が、世界経済への影響というさらに難しい予測をできるわけがないからです。
イギリスにとってEU離脱が正解だったのかも、今後世界がどうなるかも誰にもわかりません。いつどこで大地震が起きるかも、9.11のようなテロが起こるかもわからないように。これらを投資判断の際に考え合わせるのは馬鹿げています。つまり、また株価が大幅下落したら躊躇なく買い足すということです。
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